無限バスタイム 【創作童話】

小学1年生になったら、おこずかいがもらえる。

ぼくは、すっごく楽しみにしていた。

だが、しかし!

おこずかいをもらうためには、「おてつだい」も、ついてくるのであった。

ぼくのおてつだいは、おふろあらいにきまった。

 

「そろそろ、おふろおねがーい。」

ははのごうれいで、ぼくはふくをぬいで、おふろへレッツゴー。

おふろは、チャチャチャッとあらって、おしまい。

ここから、おゆがたまるまでが、

「スペシャルターイム!!」

 

ボディソープを体にぬって、

あらいばにボディソープをぬって、

すべるー!!

まわるー!!

すべるー!!

まわるー!!

 

じゅうぶん楽しんだら、きちんとながそう。

つぎに入る人が、すべってけがしちゃうからね。

 

おゆにゆったりつかって、

水てっぽうのじゅんびをして、

うつ!!

うつ!!

うちまくれー!!

 

てんじょうをねらって、うってみよう。

上からおちてくるすいてきは、つめたいぞ。

 

おふろのふちに立って、ポーズ

おふろのふちをカニ歩き、ポーズ

そしてー、ジャンプ!

ポーズ、ジャンプ!

ポーズ、ジャンプ!

 

おふろのふちあがるのは、あぶないよ。

ぜったいに、はしらないよーに。

 

タオルをおゆにぬらして、

マイクの形にして、

うたう!

きもちをこめて、うたう!

ステップをふんで、うたう!!

 

おゆにぬらしたタオルをおなかにはりつける。

タオルのいしょうで、アンコール!アンコール!

 

「そろそろ、出たら?」

ははのこえは、きこえないふりをしよう。

本番は、ここからだー。

 

おもいっきり、いきをすって、

はなをつまんで、

もぐる!

さけぶ!

もぐる!

さけぶー!!

 

いぬのようにあたまをぶんぶんふって、かみをかわかそう。

みみに水がはいったら、けんけんしようね。

 

おふろのふちに立って、

てをぬらして、

かべに絵をかく!

ながめる。

かく!

ながめる。

 

けっさくができても、さいごにおゆをかけてながそう。

おしりやせなかでは、けせないよ。

 

「まだ、はいっているの?」

ははのさいしゅうつうこくだ。

まずい。

はやくでないと、ははが、オニになってやってくる。

 

今日は、ここまで。

あしたのお・た・の・し・み。

 

あ、

よい子のみんなは、ぜったいに、まねしないでください。

 

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