魔の2歳児 vs 女子高校生 【創作童話】



第1ラウンド

ママ    「ごはん、たべるよー。」

2歳児   「ヤダ。」

女子高校生 「それな。」

2歳児   「くちがあかないのー。」

女子高校生 「じゃあ、くちあけてもろて。」

 

 

第2ラウンド

ママ    「おふろ、はいるよー。」

2歳児   「ヤダ。」

女子高校生 「それな。」

2歳児   「ふく、ぬげない。」

女子高校生 「あーね。」

 

第3ラウンド

2歳児   「このふく、ヤダ。」

      ふくをぬいで、はだかであそんでいる。

女子高校生 「草。」

ママ    「ふく、きて。」

2歳児   「ヤダ。」

ママ    「どれでもいいから、えらんできて。」

2歳児   「ヤダ。」

      じぶんでえらんだふくをきる。

ママ    「うしろまえ、ぎゃくだよ。」

2歳児   「ヤダ。」

女子高校生 「ワンチャン、これがオシャレ。」

 

第4ラウンド

ママ    「おはよう。」

2歳児   「ヤダ。」

女子高校生 「草。」

 

第5ラウンド

ママ    「オムツ、はくよー。」

2歳児   「ヤダ。」

ママ    「きょうは、どのオムツにする?」

2歳児   「パンダ。」

ママ    「パンダはない」

      おむつをすべて、ゆかにならべる。

女子高校生 「あるくばしょなくなった。ぴえん。」

 

第6ラウンド

ママ    「きゃー、ゆかが、びちょびちょ!」

2歳児   「おそうじ したの。」

女子高校生 「そのうち、かわくんじゃねえ、しらんけど。」

 

第7ラウンド

2歳児   「ママは、うたわないで。」

2歳児   「ママ、てをたたかないで。」

2歳児   「ママ、見ないで。」

女子高校生 「きまZ。」

 

たたかいは、まだまだ つづくのであった。

 

 

1330stars.hatenablog.jp